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食べ物がアレルギー性鼻炎を改善?

2020年04月10日

アレルギー性鼻炎は、花粉やほこり、ダニなどが要因となって起こります。花粉やほこり、ダニはアレルゲンと呼ばれ、アレルゲンは体内で異物と判断されるので、何とか追い出そうと鼻水や涙で洗い流したり咳をして外に押し出そうとしたりしています。こういった働きは人間を守るために必要なのですが、アレルギー症状はこの反応が過剰に働いてしまっている状態であるので、薬を服用しつつ、体質改善をして体の中から変えていく必要があるのです。

人の体の場合、腸にほとんどの免疫細胞があります。免疫細胞は体を整えるのに大切でうまく働かないと感染症にかかりやすくなったり、アレルギーの症状を引き起こしたりします。そのため腸内環境を整える必要があるのです。

腸内には様々な細菌がいます。代表的なものに乳酸菌、ビフィズス菌、大腸菌などがあります。乳酸菌とビフィズス菌は善玉菌、大腸菌などは悪玉菌とも呼ばれ、双方のバランスが良いと腸内環境は整っていきます。腸内環境を整えるには乳酸菌が含まれたヨーグルトや発酵食品、きのこ類に含まれている食物繊維を多めに摂るようにします。なお、乳酸菌もまた数多くの種類がありますが、多くの乳酸菌は腸内の細胞に働きかけをし、善玉菌を増やしていくので異物の吸収を妨げることもできます。熱に弱い性質がありますが、乳酸菌の死骸もまた善玉菌の餌となるので、意識して摂取すると良いでしょう。

近年ヨーグルトそのものがアレルギー性鼻炎を改善する力があり、アレルギー症状を抑制すると言われています。アレルギー症状は、ティーエイチツーと呼ばれている化学伝達物質によって引き起こされていますが、乳酸菌はこのティーエイチツーの増殖を抑制することができ、さらに免疫のシステムに働きかけをするのでアレルギー性鼻炎を軽減することができます。ヨーグルトは製造会社によって含まれている乳酸菌の種類が違い、それぞれ良さがありますが、アレルギー症状を軽減すると書かれているものもあります。まずはそういった食べ物を食べてみて効き目があるかどうか様子を見ると良いでしょう。

ヨーグルトによって腸内環境が整い体質改善はできるものの、アレルギー性鼻炎を予防したり効き目があったりするかどうかは、まだ研究段階であります。そして厚生労働省でも民間療法についてのめり込まないよう、記事を掲載しています。ヨーグルトなどの乳酸菌が含まれた食べ物を食べることによってアレルギー性鼻炎がすべてよくなるわけではありませんし、予防の効果の出方も人によって異なります。ヨーグルトばかり食べる食べ方は好ましくないので行わないようにします。

アレルギー性鼻炎は、一つのことが原因で起きているわけではありません。原因は花粉やカビ、ほこり、ダニなど人によって異なり、たとえそういった物質をアレルゲンとして持っていてもアレルギー性鼻炎として症状が出てくるとは限らないのです。ですので、一つの物ばかりを信じて食べる食べ方ではなく、様々な栄養素をまんべんなく摂取するという食べ方の方が好ましいです。

とはいえ、腸内の環境を整えることはとても大切です。脂っこいもの、脂肪分が多いものは腸内の悪玉菌を増やすきっかけとなりますし、過度な飲酒やストレスも腸内環境を乱れさせてしまいます。また、食物繊維においては、水溶性と脂溶性の2種類をバランスよく摂らないと逆にお腹が張って苦しくなり、便秘へと移行してしまうことがあります。食物繊維を摂る時は水溶性と脂溶性のバランスが良いのかどうかも考えるとさらに良いです。なお食物繊維を摂取する際には水分もきちんととるようにしてください。水分が不足することもまた、便秘を引き起こしてしまいます。