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通年性アレルギー性鼻炎とは何か?

2020年01月17日
花と蜂

アレルギー性鼻炎には季節性と通年性があります。通年性アレルギー性鼻炎はアレルゲンが、ダニやカビ、ほこりといった身近に存在するもので、季節性の花粉症がある一定の季節のみ起こるのに対し、通年性アレルギー性鼻炎の場合は、1年中症状が起こっています。花粉症とは違い通年性の場合、ダニがアレルゲンであることが多く、対処法も花粉よりも少し厄介になってきます。

なお、すべてのダニがアレルギーを引き起こすのではありません。アレルギーが起きやすいのはコナヒョウヒダニと、ヤケヒョウヒダニです。ダニは本当に種類が多く、日本で確認されているだけでも約2千種ほど生息しており、その中で人間が住む家などに存在しているのがこのうちの8%程となっています。アレルギーを起こすのはダニの糞や分泌物、死骸で、人の皮膚やフケ、垢や髪の毛を食べて生きながらえています。秋になるとアレルギーの症状が重くなるのはダニが一斉に死ぬためで、その死骸や糞に含まれているたんぱく質に人間が反応してしまうのです。

大気中にはカビの胞子やほこりが舞っています。ペットを飼っている場合はペットの毛が浮遊していることもあります。目に見える場合は取り除くことができるのですが、カビの胞子は大変小さく目で確認することが難しいです。そのため掃除を頻繁にし、取り除くことが必要になってくるのです。

特にカビやダニが集まりやすいのは高温多湿な環境です。カーペットの下、カーテン、お風呂場といったところは特に要注意で、掃除の仕方も工夫しなくてはなりません。しっかりと取り除くには、1週間に一度は布団カバーを洗濯する、掃除機をかける際には大気中に死骸などが浮遊しないよう、拭き掃除の後にかけるようにする、ゆっくりと掃除機のヘッドを動かしていく、ということを行います。さらに気温が25度、湿度が75%の時に最も発生しやすいので、室温や湿度に注目するようにしましょう。今はダニを通さない枕カバーやシーツ、カーテンが販売されているので、そういったものを購入するのも良い方法です。

ハウスダストは、ほこりの他にカビ、ペットの毛などが含まれています。ほこりやペットの毛でハウスダストが構成されている場合は目につきやすいので、掃除が比較的簡単です。上から下へかけて掃除を進めていくのが良く、ほこりが舞い上がらないように窓を開けて行う、フロアモップをかけてから掃除機をかけるということを意識します。

そしてカビの場合、高温多湿の場所に多く発生します。目に見えている時はかなりの量のカビが存在しており、カビを取り除く必要があります。お風呂場、キッチン、そして植木鉢やバスマットといったところはカビが発生しやすくなっているので、掃除をこまめに行い水分をしっかり取り除いておきましょう。

通年性アレルギー性鼻炎は、朝ひどくなる特徴がありますが、朝ひどくなることをモーニングアタックと呼びます。朝は人が活動を開始する時間帯で、夜静まっていたハウスダストが一斉に舞い上がることで起こります。朝に目の痒みや鼻づまり、鼻水が止まらなくなるのはこのためです。朝ひどくなる、ということが頻繁に起こるようであれば薬を服用する時間をずらすなど工夫をすると良いでしょう。

アレルギー性鼻炎は目の痒みを起こすアレルギー性結膜炎も一緒に起こることが多いです。どちらもアレルゲンはほぼ同じであるので、ひどくならないためにも掃除を怠らないようにし、室温や湿度を調整するようにします。そして物を選ぶときは洗濯ができる素材かどうかを確認して購入すると良いでしょう。できるだけアレルゲンとなるものを排除することがとても大切になってきます。