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季節性アレルギー性鼻炎の花粉症

2019年12月30日
せきが出る女性

花粉症は季節性アレルギー性鼻炎の部類に入ります。主にスギ花粉やヒノキの花粉、ヨモギやブタクサといった雑草の花粉に反応し、炎症が起きます。春はスギやヒノキ、秋はブタクサやヨモギとも言われており、アレルゲンを調べてみるとスギに対して反応する人がかなり多くなっています。

花粉症の症状としては鼻水や鼻づまり、くしゃみの他に目の痒みを伴います。目の痒みはとても我慢できるものではなく、無意識のうちに触ってしまい、さらに悪化し目の充血と目の周りが赤くなる、といった症状が現れてきます。花粉の飛びはじめはなんとなくかゆいかな、という程度ですが、次第に強い痒みになり点眼薬を使用しないと目を開けていられない、といった状況になる時もあります。点眼液を利用する場合は即効性に優れているパタノール点眼液も効果的です。

季節性のアレルギー性鼻炎は、花粉という異物が要因で起きています。スギ花粉は早い地域では2月の半ばごろから飛びはじめ、その年によって飛散量も異なってきます。特に風の強い晴れた日、前日が雨だった時、急激に気温が上昇した時が危険で、このような日は特に花粉が飛んでいます。花粉の飛散量などは、天気関係のホームページに掲載されているのでチェックしてみると良いでしょう。天気のアプリを入れている場合は、飛散情報をすばやく得ることができます。

季節性アレルギー性鼻炎の治療法としては、抗アレルギー薬や点鼻ステロイド薬を使用する、鼻水を吸引するなどの方法があります。点鼻ステロイド薬は、鼻の穴に直接噴霧する薬で液体のものと粉末のものとがあります。鼻の粘膜に直接働きかけるので、少しの量で炎症を起こす炎症性のたんぱくが作られるのを抑制することができますし、1日に1回行うだけでよいのでとても手軽です。

注意点としては点鼻ステロイド薬は医師の管理の下で行われるので自己判断でやめてしまったり、片方だけ行ったりということはしません。噴霧してからすぐに効くわけではないのでやめたくなりますが、勝手にやめてしまうとさらに花粉症の症状が悪化してしまうことがあります。花粉が飛散している間は使うことが基本であるので注意しましょう。なお、点鼻ステロイド薬は全身に副作用が出ることはほとんどありません。眠くはならないものの、鼻が乾燥する、刺激感がある、鼻血が出るといったことはまれに起こることがあるので、気になるようであれば医師に相談をすると良いでしょう。

抗アレルギー薬も様ざまな種類がありますが、鼻炎を抑えたり予防したりする働きをしています。アレルギー性鼻炎の重症度に合わせて使われることが多く、軽症であれば抗ヒスタミン薬か抗アレルギー薬を、中等度であれば点鼻薬と抗ヒスタミン薬か抗アレルギー薬のどちらかを使用します。重症になると点鼻ステロイド薬と抗ヒスタミン薬が使用されますが、どちらにしてもすぐに治るわけではありません。長期に渡って薬を使用することで軽減することができます。

季節性アレルギー性鼻炎は、花粉が飛散する時期が過ぎると症状は軽くなっていきます。ですが毎年同じ時期に起こるので、花粉が飛散する前に対策を講じるのが基本です。花粉が飛散しそうなときは窓を開けない、外出を頻繁にしない、屋外での運動を控えるといったことや、帰宅をしたらまず洋服についた花粉を玄関先で払う、目を洗眼する、といったことを行います。

なお、スギ花粉やヒノキの花粉は遠くまで風にのって飛ぶことができますが、ブタクサやヨモギの花粉は遠くまで飛ぶことは少なく、近寄らなければ花粉がつくことはありません。主に土手や道端、雑草の生い茂るところに生育しているので、そういった場所を歩くのは控えるようにしましょう。少し気を配るだけで花粉が必要以上につくのを回避することができます。