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喘息とアレルギー性鼻炎は関係がある?

2020年05月20日

アレルギーには、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎や結膜炎があります。この中でアトピー性皮膚炎はハウスダストやダニ、カビといったものがアレルゲンになっていることが多いのですが、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の場合はこれらのアレルゲンの他にスギやヒノキといった花粉がアレルゲンとして加わってきます。

喘息は、季節の変わり目に起こりやすく、一度発作を起こしてしまうと激しく咳き込み胸の音もゼイゼイというようになります。起きる原因はハウスダストなどのアレルゲンの他、運動や気候の変動があり、遺伝的な要素も関係しています。喘息は気道が炎症を起こしている状態で、咳や痰が出て息苦しさを感じたり、喘鳴が起きたりします。朝や夜中にひどくなる傾向があり、眠れなくなるほど咳き込んでしまうことも多いです。

症状は朝や夜中、季節の変わり目や気温差が著しい時、疲れている時や風邪をひいたときに起こりやすいです。そして刺激となるタバコやお線香の煙を吸っただけでも起きてしまいます。中には薬が影響して起こる場合もあるので、油断はできません。きちんと対処しないと呼吸困難を引き起こし、命に関わることがあるので、胸の音を聞いてみてゼイゼイ言うようであれば、喘息を疑うようにして、早急に病院で検査を受けるようにしましょう。

喘息は何科にかかったら良いのか悩みます。アレルギー科があればよいのですが、なければ内科、もしくは耳鼻咽喉科が良いでしょう。何科かわからない場合は内科をとりあえず受診し、その後適切な病院を紹介してもらっても良いです。

アレルギーを持っている小さい子供の場合、アレルギーマーチと呼ばれる状態になることが多いです。それは、乳児湿疹からはじまりアトピー性皮膚炎に進み、気管支喘息、アレルギー性鼻炎や花粉症へと進んでいく現象のことです。すべての子供がこのルートを通るわけではないのですが、アトピー性皮膚炎を発症せず気管支喘息になることもあります。多くは遺伝によるものですが、環境に左右されることもあり小さい頃からの対策がとても大切になるのです。

喘息は合併症を引き起こしやすいです。合併症を引き起こしやすい原因は気管支と鼻や副鼻腔がつながっていることがあげられます。副鼻腔というのは顔の真ん中あたりにある骨に囲まれた穴のことで、この部分に炎症が起きると頬や歯が痛くなったり、鼻から臭いがしてきたり、物の匂いがわからなくなったりします。喘息を持っている人の40%から60%が副鼻腔に異常を認めるとされています。そして喘息は発作を繰り返し起こしてしまうと合併症として心疾患などを起こすこともあるのです。

気管支喘息はできるだけ発作を起こさないようにすることがとても大切です。発作を起こさないようにするためにはきちんと薬を服用しなくてはなりません。そして喘息は子供だけでなく、大人もなります。小さい頃に気管支喘息を経験した人でなくても、新たに発症することがあるので、咳や痰が長引き、息苦しさを感じたら受診をするようにしてください。使用される薬は吸入ステロイド剤やテオフィリン徐放薬や抗アレルギー薬などがあります。どれも長期にわたって毎日使用する必要があります。途中でやめてしまうと炎症がひどくなる可能性が高いので、自分の判断で薬の使用をやめないようにしましょう。

喘息はきっかけとなるものにできるだけ近づかない、発作のきっかけになるようなことは行わない、ということが大切になります。丁寧に掃除をすることはもちろんのこと、成人であれば飲酒を控え喫煙をしない、ストレスをためない、十分に睡眠をとるということが大切です。