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アレルギー性鼻炎のための点鼻薬とは

2020年03月16日

アレルギー性鼻炎は、スギやヒノキの花粉、ダニ、カビ、ペットの毛などがアレルゲンとなって起こります。特に花粉症の場合は時期が過ぎれば軽減していくものの、症状が短期間で出てしまうことがあり、日々の生活に支障が出てしまうことも多いです。そして鼻に炎症が起きていると鼻炎の他に副鼻腔炎や中耳炎といったものも引き起こしてしまう可能性があるので、注意しなくてはならない症状でもあります。

アレルギー性鼻炎を治療する場合、点鼻薬か内服薬である抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を使用します。点鼻薬と内服薬は併用することも多く、組み合わせて使用することで症状を軽減していくことができるのです。鼻づまりが特にひどい場合に用いられることがあり4種類ほどがあります。

点鼻薬は血管収縮剤点鼻や抗ヒスタミン薬点鼻、ステロイド点鼻そしてケミカルメディエーター遊離抑制剤に大きく分けられます。抗ヒスタミン薬点鼻は、眠くなりにくく即効性もありますが、内服薬である抗ヒスタミン薬があるので、あまり処方されなくなりました。この4つの種類の中で良く処方されるのが、ステロイド点鼻と血管収縮剤点鼻です。

血管収縮剤点鼻薬は、鼻の粘膜にある血管を収縮させ鼻づまりを解消するものです。鼻づまりはそもそも鼻の中の数多くの血管が拡張してしまい、鼻の粘膜が腫れてしまっている状態で起こります。そのため粘膜の血管を収縮させることによって、鼻づまりが解消されるのです。血管収縮剤点鼻薬は即効性があり15分ほどで効くので便利なのですが、効果は一時的で長く使っていると副作用が起きることがあります。そのためものすごい鼻づまりですぐに解消したい、という時に適しています。

血管収縮剤点鼻薬は使えば使うほど効果が出にくくなる特徴があります。長期連用は向いていなく、逆に鼻づまりになりやすくしてしまうことが問題点です。これを薬剤性鼻炎と言います。5時間程度に1回というルールを守らず、必要以上に使ってしまうと副作用が出やすくなってしまうので、注意が必要です。

もう一つの代表的なものはステロイド点鼻薬です。ステロイド点鼻はアレルギーの反応を抑え鼻づまりはもちろんのこと、鼻水やくしゃみも抑えることができます。血管収縮剤点鼻に比べて即効性はありません。じわじわと効いていくのが特徴です。副作用もあまりありません。そして継続して使うことによって抗アレルギー作用も出てくるので、アレルギーによる鼻症状が気になり、鼻づまりがひどい場合はおすすめです。

ステロイド点鼻薬は数多くのものがあります。処方されるものではナゾネックスやアラミスト、エリザスがあり、これらは1日1回点鼻するだけで良いのが特徴です。もちろん子供も使うことができます。市販薬でもステロイドの成分が含まれた点鼻薬があるので、成分を良く見て購入すると良いでしょう。

インターネットなどで検索をするとランキング形式で紹介されていることがあります。このランキングは総合して発表しているものが多く、副作用が起きやすい血管収縮剤が含まれたものもあります。即効性を求めるのならば血管収縮剤が含まれたものでよいのですが、根本的にアレルギー反応を何とかしたい、という場合はステロイドの方がおすすめです。ランキングに左右されずに、どういった効果があるのか、何の成分が含まれているのか確認をするようにしてください。

ステロイド剤と聞くと、大丈夫なのか心配になることがありますが、アレルギー性鼻炎で使用されるステロイドは内服ではなく鼻の中に噴霧するので体内でほとんど吸収されません。ステロイドだからと怖がらず、適度に使用し症状を軽くすることが大切です。